【江東区】1月22日オープン「チームラボプラネッツ」豊洲の新エリア「運動の森」は体力勝負!? 絶滅動物を捕まえて観察し、描いた絵を動かしました。
豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」が、大規模拡張をして2025年1月22日(水) にオープンします。内覧会に参加しましたので、このリニューアルで変わったことや新たな作品について紹介いたします。
「チームラボプラネッツ」は、面積を約1.5倍に拡張しました。豊洲市場方面の敷地に、新たに増設された施設が完成しています。そして、新たな施設では「教育的なプロジェクト」をテーマとし、身体を動かし、観察し、学び考えることができる10作品以上の作品群を公開します。複雑で立体的な創造的運動空間「運動の森」や、様々な絶滅した動物を捕まえて観察する「捕まえて集める絶滅の森」、共創(共同的な創造性)のための「学ぶ!未来の遊園地」などがあります。
新たな作品について
teamLab, 2020, Interactive Digital installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
時間とともに変化する森と海には、季節ごとに様々な動物が住んでいます。
一見、馴染みのあるゾウやキリンだと思った動物は、実は既に絶滅をした異なる名前の動物でした。
スマホアプリで、見つけた動物たちを捕まえてみましょう。上手に捕まえられたら、その名前や特徴を確認することができます。名前を知ったあとに、また森や海にリリースできます。
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
「高速回転跳ね球」を踏んで飛び跳ねることができます。同じ色の跳ね球を踏み続けて向こう岸まで行くと、壁の球体全てが弾けて光ります! 達成感がありますね。
teamLab, 2018-, Interactive Digital Installation, Sound: DAISHI DANCE
宇宙空間のような場所の跳ねる床を踏んで進み、惑星を成長させます。成長具合により、惑星爆発やブラックホールができることもあるので、チャレンジしてみてくださいね。
teamLab, 2018-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
ロープで吊られた棒が、空中に立体的に浮かんでいます。不安定な棒の上を、落ちないように進みます。これが、思ったよりも体力を使うのです。人が踏んだ棒や、周りが光ったりと様々な色とデザインで変化します。
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
美しい色の飛石を踏むと、音色を響かせて光ります。皆で一緒に渡ると、音も重なって楽しいですね。
teamLab, 2022-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
こびとが住まうテーブル
teamLab, 2013-, Interactive Digital Installation
こびとたちが住んでいる宇宙の窓に、光のスタンプを押すことができます。光のペンで好きな線を描くこともできますよ。スタンプや線に、こびとが乗ったり歩いたりと影響されている様子を観察してみましょう。
こびとたちが住んでいるテーブルに手や物を置いてみました。こびとたちが気づいて、飛び乗ったり滑ったりよじ登っている様子が見られました。とても可愛いです。フライパンを置くと火がついて目玉焼きが焼けます。こびとが目まぐるしく動く、可愛いテーブルです。同部屋には、「こびとたちが住んでいる奏でる壁」もあります。
teamLab, 2022, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: teamLab
滝が静かに流れているような空間を、流れに逆らうように上ると渦が生まれます。人々の動きによっても、動き続けてひとつの生命のようです。
teamLab, 2016-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
地球が裏返ったような、すり鉢状の世界に、様々な生き物が生息しています。大きなクジラの周りで動くのは、来場者が描いた生き物たちです。
専用のイラスト用の紙にクレヨンで色を塗ります。描いた生き物は命が吹き込まれ、目の前に現れて動き出します。スマホアプリで描いた生き物を動かしたり、生き物の目線で世界をみることができます。
描いた飛行機、チョウやタカが飛び回る「スケッチ環世界」もあります。
描いた生物は、「スケッチファクトリー」でプロダクト(缶バッジ、ハンドタオル、Tシャツ、トートバッグ、ペーパークラフト)にして持ち帰ることができます。
立体的に組み立てることができる「ペーパークラフト」がとても興味深いです。内覧会では、缶バッジとハンドタオルが人気の印象でした。記念になりますね。
チームラボプラネッツ コンセプト:他者と共に、身体ごと没入し、身体で認識し、身体が世界と一体となる
内覧会では、チームラボ代表の猪子寿之氏が登壇し、「人間にとって、捕まえたり採ったりは、楽しいこと、学ぶこと、生きること」と仰っていました。私自身、新たな作品で生き物を捕まえて知ることはとても楽しかったです。そして、同じ作品の中にいる人々との距離や動きで変わり続ける空間に圧倒されました。
「他者と共に作品に没入し一体となる」ことは、新たな作品も、既存の作品も同じです。見て感じることに、身体を動かすことがプラスされた新しい「チームラボプラネッツ」にますます魅了されました。何度も何度も足を運びたくなる場所です。
ところで、今回のリニューアルで、「Garden」エリアが靴のまま入れるようになっていました。(※リニューアル前は、土足NGでした。)「Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体 / Floating Flower Garden: Flowers and I are of the Same Root, the Garden and I are One」と、「呼応する小宇宙の苔庭 – 固形化された光の色, Dusk to Dawn / Moss Garden of Resonating Microcosms – Solidified Light Color, Dusk to Dawn」は、「はだし」や「専用スリッパ」で体験する必要がなくなり、靴のままでOKとなりました。寒い時期に足が冷たくなくて有難いですね。
「運動の森」などの新たな作品のエリアも、靴を履いたまま参加できます。水のある作品のエリアは、従来通り「はだし」で作品に入ります。それに伴い、ロッカールームも土足可と不可の両方のエリアにそれぞれ設置されています。床が鏡面の作品もあるので、映り込みの心配がない服装と、歩きやすい靴を推奨します。ハーフパンツなどの無料レンタルもあります。
Vegan Ramen UZU & Vegan House UZU
2020年に京都の御所南にオープンしたVegan Ramen UZU Kyotoによる、チームラボプラネッツ限定のラーメンです。「味噌ラーメン Vegan UZU style」(2,000円)。スパイシーながらもまろやかなコクが広がる味噌ラーメンです。太めのストレート麺とスープの相性もよく、野菜の食感と柚子の香りも素晴らしいです。
緑茶や焙じ茶など日本茶のラインナップと、ヴィーガンのアイスクリームとマフィンも味わえます。期間限定「苺」のアイスクリーム(800円)が、まったりとしていてコクがあるのにすっきりとした甘さでとても美味しかったです。
「渦の海: 波と渦 / Vortex Sea: Waves and Whirlpools」の作品と共にカフェで食事を楽しめます。飲食の為のエリアも一新しました。
可動式の屋根や、ビニールカーテンも新設されました。ますます快適になりますね。
「Floating Flower Garden」で作品として花を咲かせていたランを再育成して展示販売をしている「Living Art Store」が、作品エリアのエントランス横にオープンします。花が終わっても生きているランです。
また、今回「チームラボプラネッツ」の施設入り口の場所が変更されました。今までの「豊洲有明線」通りから、豊洲駅側の信号を曲がった道路沿いに入口が移動しています。尚、今まで作品観覧チケットを持たなくても利用可能だったラーメンなどの飲食エリアは、チケットを持っていないと利用不可となります。
敷地内の入り口の目の前にある大きな土壁と植物にも注目してくださいね。
周囲が暗い時間には、色とりどりのライトアップで迎えてくれます。新しい「チームラボプラネッツ」も、敷地内に足を踏み入れた瞬間から感動があります。季節やその場に居る人々によっても様々な変化があるので、同じ景色は二度と見ることができません。新たな感動と没入感を「チームラボプラネッツ」で体感してみてはいかがでしょうか。
「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」は、こちら↓