【江東区】東京ビッグサイトで過去最大規模のペットイベント「インターペット」が開催中です。異業種や海外からの初出展に注目が集まっています。
東京ビッグサイトにて、日本最大級の国際ペット産業見本市「第14回 インターペット 東京」が、2025年4月4日(金)~ 4月6日(日)で開催中です。4月3日のビジネスデーと一般公開日1日目に取材で訪れました。
今年(2025年)の東京会場は、東京ビッグサイトの東展示棟(1~8ホール)すべてを使用して開催しています。過去最大規模のインターペットイベントとなり、国内外から950社以上の出展者が集結し、来場者は85,000名を見込んでいます。ペットの同伴も可能です。
近年、猫を飼っている方が増えていることも話題となっていますが、インターペット会場にも多くの猫の姿を見ることができました。
来場するペットは、犬猫だけではありません。小型モンキーなどエキゾチックアニマルも多数来場します。
異業種からの出展に注目
今年は、異業種(アマゾンジャパン合同会社、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社、株式会社サンゲツ、株式会社バンダイナムコテクニカなど)からの初出展が目立っています。有名企業のペット関連事業や商品について、来場者の注目度も高くブースは多くの人で賑わっています。
また、従来よりペット事業に力をいれている企業のペット用商品も、年々進化しています。例えば、ヒト用の商品と見た目は同様ですが、ペット用には動物も安心して使える成分を使用しているなど、ペット用として特化した商品が続々と発表されています。
ふるさと納税でトップランキングに入る会社が、ヒト用の商品を作る過程ででる廃棄部分を使いペットの健康にも一役買う商品を発表するなど、各企業のペット関連事業への関心の高さも実感しました。
ペットのヘルス&ビューティー関連商品も充実しています
ここ数年は特にペットの歯周病の事例が注目されるなど、ペットの口腔ケア(歯磨きなど)の習慣化が広がっています。ペット用歯ブラシも多くの種類が各社より発表されています。今回、ペットの歯茎にも優しい「ペット用電動歯ブラシ」の新商品も発表されていました。
ペットフードやオヤツ関連の商品も、素材を厳選した無添加のものを飼い主が選ぶ傾向が高くなり、高級フードの販売が増えています。
試食ができる企業ブースの周りには健康志向の飼い主のペットが集まります。
ペットの健康寿命についての取り組みも増えており、サプリメントなどのペット用健康食品も多数開発されています。ペット用腸内検査などの活用も増えています。
ペットの衛生面の商品も進化しています。被毛を清潔に保ち、美しく仕上げるシャンプー剤の数も年々増えています。老舗のペット用シャンプーやケア商品を取り扱う企業ブースには、トリミング大会受賞者のトリマーか常駐していてペットのケアについての相談をすることもできました。
ペットも住宅内での怪我の症例が増えています。住宅環境についての商品やサービスもペットに特化したものが注目されています。
ペットとお出かけ関連の商品や施設・情報も増えています
「ペットとおでかけ」をテーマとした商品やサービス、施設の初出展ブースも増えていました。自家用車やキャンピングカーレンタルなどを扱うブースでは、実際の車両がブースに並びます。
ペット用カートの企業ブース数も増えています。ペットを飼っている有名人が愛用しているペットカートのブースも多数あり、来場者からも注目されていて一般公開日のブース内はとても賑わっていました。
また、今年はペットと乗るための自転車関連商品のブースが増えている印象があります。ペットとの移動手段として、自転車の需要が高まっています。
海外企業の出店
近年、イベントへの海外のペット関連企業の出店が増えたこともあり、インターペットではカナダ、韓国、中国、香港などの海外パビリオンが設置されています。
日本で暮らすペットのライフスタイルと合う商品やサービスを扱う海外企業も集結しています。日本語を話すことができない海外スタッフと来場者の為に通訳スタッフが居るブースもあります。
イベントの楽しみ方は様々です
イベントの楽しみ方は、多種多様です。会場内のステージプログラムも豊富で、専門的なペット関連の講義が開催されたり、ペットとのライフスタイルのトークショーで有名人が登壇するなど、イベントの開催中に様々な情報を得ることができます。
ペットのグルーミングのコンテストも会場内で大々的に連日開催されています。また、子ども用の獣医師体験会(事前予約制)や、ペットと一緒に参加ができるワークショップなども開催されています。
会場では、聴導犬と出会うことができました。アリーナステージでは、介助犬のデモンストレーションも開催されます。
犬や猫の譲渡・里親募集に関するブースもあります。
飼い主と同様にオシャレを楽しむための商品も人気です。ペット用アパレル関連の企業ブースも年々増えています。
各企業がブースに設置するオリジナルのセルフ撮影スポットもとても人気で、撮影のための列ができるほどです。
プロカメラマンによる撮影会も、イベント会場内で多数開催されています。
ペットの関することが集結するインターペットです。これほどの規模でのイベント開催が可能なのは、江東区のベイサイドにある東京ビッグサイトだからこそと実感しました。大型犬を連れた来場者も多く、館内の会場だけでなく、周囲の広い駐車場や敷地が必要です。
他の見本市などが開催される会場なので、ペットマナーアップについても、しっかり取り組み実践されています。館内通路のペット同伴の通行についても、細かいルールがあります。
東棟のすべてのホールでの開催で会場が広いものの、来場者数がとても多いので小型犬を同伴の方は事故防止の為にもキャリーバッグやペットカートの使用が望ましいです。マナーパンツなども上手に利用すると良いですね。飼い主もペットも水分を十分にとり、熱中症対策も万全に。ペットを飼っている方も、飼っていない方も楽しめる大規模なペットイベントに、皆さまも訪れてみてはいかがでしょうか。
お忙しいところ取材のご対応をありがとうございました。
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