【江東区】区の境目が見たい⑧小名木川・番所橋から見える歴史ロマン
隅田川から旧中川を東西に結ぶ運河、小名木川。
徳川家康の命で作られたこちらの水路は、船の物流に頼っていた時代には重要な役割を果たしていました。
小名木川に架かる、1番東側の橋は「番所橋」です。ここから見ると運河が真っ直ぐなため建物に遮られないず、西に目を向けると都心の高層ビルが見えます。
東には旧中川との合流地点。川を挟んで向かいの緑豊かな江戸川区の大島小松川公園が見えて不思議な場所です。
上の写真で見るとやや右よりの階段のようになっている部分、気になるので調べてみました。
こちらの階段の先に昭和5年に完成して使われていた旧小松川閘門があるそう。ということは、この階段の部分が以前は水路で、高低差のある荒川と旧中川を結んでいたんですね。
現在は水運の衰退により役目を終えた閘門が、ほぼ地中に埋まっていて上の一部だけが見られるそうです。
ここからやや南下したところには、今も使われている荒川ゲートがあります。水路は災害の際の運輸ルートとして有効だそう。
歴史のロマンと現在にも活用できる運河周辺、散歩やランニングにもぴったりです。
番所橋はこちら↓
